戸惑いと高揚のはざまで

好きなものを好きな時に好きといいたい

Excite!!を見た

 前回のブログで宣言した通り、その日の夜に関ジャニ∞のコンサートDVD、Excite!!を見た。改めて読み直してもすっごいぐだぐだ言ってるなあと思ったけれど、これを気に思いの外すっきりしたのでよかったなあと思う。生産性のないオタクなのでなんの役にも立たない杞憂が大好き!!ひとりでハラハラして「つら……」っていってるの大好き!

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 ってまあそんなこんなで心を決めて見たわけです。2004年だからもう12年前の彼ら。ディスクをパソコンに入れるとき、どうしようもないくらいドキドキした。どんな風に違うのだろう、デビューしたての彼らはどんなんだったのだろう。ちょっと時代を感じるメニュー画面が緊張する心をほっこりさせてくれた。ちょっぴりの不安と抗いようのないときめきを抱えながら再生ボタンを押した。

それはもうさ……

言葉にできないくらい美しかったんだよ

 もうびっくりするくらい。どのツラ下げて?って感じなんだけどまじで見てない人はみたほうがいいです……。ほんっとにすばらしかったんだ……。今の関ジャニ∞には今だからこそのかっこよさがあって、独特の力強さとか、長年積み上げられてきたしっかりした土台があって、そこにでんと構えているたくましさがある。関ジャニ∞という絶対がそこにはある。安定して供給されるおもしろくてかっこいい関ジャニ∞

 ところが、若いころの彼らはどうしようもなく愛しさとかあどけなさとかみずみずしさとか、とにかく若さゆえのものがあふれんばかりにでていて、とってもピチピチしてるんだ。肌がとかそういう意味でなくて、溢れ出すオーラというか。もちろん彼らは彼らなりに尖っていたりその時だからこそのギラギラ感もあるんだけれど、その全てがどうしようもなく愛しくて、尊くて、かわいくてたまらなかった。特にすばるくんのかわいさったらなかった。もちろん今のすばるくんがダメなんていうつもりはぜんっぜんないけど!!!でも!!!あの頃だからこそっていうか……お顔のすばらしさももちろん、そのころから歌だってすごくうまくて…彼が西のエースをはっていた理由は明らかだった。余すことなく一人一人がとってもきらきらしていた。

 わたしは年上が好きで、関ジャニ世代の年齢なんかドンピシャで、はまったころはやっぱこのくらいの年齢がいいわ〜〜!!っていってた。弟ふたりがいるせいで、年下ってだけでちょっと一歩引いてしまうところさえあって。あと絶対的に手のひらの上で転がされるのが好きなせいもある。とにかくハマった当初は若い彼らを見てもそんなに響くものがなかった気がする。写真だけだったからかもしれないけど。ところがセクガルの友達たちのおかげでSexy Zoneに出会って、若い彼らの若いからこその尊さ、美しさを嫌という程味わってひたすらに彼らの成長という時間が止まることを願っていたが(またこれについては詳しく別ブログで書きたい)、とにかく若さのもつ力というのは半端じゃなくて改めて関ジャニ∞をまるっと好きになって向き合ってみたらその力強さと輝きっぷりに打ちのめされてしまった。素晴らしかった。

 踊りももちろんよかった。これが最初にみたライブなので比較対象はないけれども、知っていた音楽番組に出ている彼らよりもバリバリ踊っていて、彼らなりに彼らのあの時にできる精一杯で最大で最高の演出がされていてそれがこっちにも伝わった。あんなに狭い箱で、あんなに近い距離でライブをやっていたなんて思いもしなかった。わたしが知っている関ジャニ∞は毎年五大ドームを埋めるツアーをやっているスーパーアイドルだからだ。衣装だって正直しょぼくて、その辺で売ってそうな服だったけど、それでも彼らがあまりにキラキラしていたからなんも遜色なかった。知能指数が圧倒的に低いせいでこんなことしか書けないけど……ほんっとによかった……。すごくよかった。そしてやっぱりこの時を共に過ごせなかった自分を恨んだ。このころの彼らにわたしが巡り合っていたことはどう考えてもないのだけれど、それでも悔しく思うくらいに素晴らしかった。わたしも彼らの美しさを、尊さを、愛らしさを、未完成さを、痛みを、一緒に味わいたかった。エイトを見つめていたかった。そう思うくらいにはすばらしいライブだった。今の彼らを知っているから生まれる感情だ。きっとわたしがあの頃のエイトを好きだったら、成長しどんどんたくましくなる彼らを喜びながらも悲しく思うだろう。悲しむ彼らを見て心を痛めるのだろう。今、彼らを好きになれたからこそ、起こり得なかった過去を悔やみ、過ぎ去ってしまった時間を尊く思うのだろう。最初に見たライブDVDがこれでよかったと強く思いながらAmazonで十祭とリサイタルのDVDを購入した。

 

 抽象的なことばっかりでなにを言いたいのかわからないけどとりあえず今日はここでおわり!!ブログ更新なんて自己満足と思い切り!!今週末はゆっくり時間ができるのでSpirits!!をみたい。

関ジャニのライブDVDを見るのがこわい話

 昨日、ブログを書いた。関ジャニのライブDVDを見るのがどうしてもこわいという内容だ。本当は昨夜見ようと思ったのだけどやっぱりDVDを見ることはできなかった。

umaiaji.hatenablog.com

 

 なにをそんなに不安に思うことがあるのだ。言ってしまえばたかだかライブDVDを、しかも10年も前のものを見るだけなのに。いまの彼らと昔の彼らはぜんぜん違うだろう。考え方やいろんなことが変わっているだろう。わかっている。なのになんで。考えてみて心当たりがひとつみつかった。それはわたしの原点であり青春でもあるミュージカルテニスの王子様だ。

 テニミュ、知っている人は多いだろう。斎藤工城田優、今加藤シゲアキ先生のドラマに出ている桐山漣。わたしがずっとずっと好きだった人たちだ。若手俳優の登竜門と言われ、無名のイケメン俳優が出演し、何度も何度も同じ公演を見に行くために劇場に通う。漫画のミュージカル化、舞台化ブームの発端となった舞台だ。中学生の頃にその存在を知って、DVDをのめり込むように見て、バイトができるようになってから初めて舞台を見に行った。その感動たるや衝撃的で、わたしはその世界にのめり込んでいった。舞台はなまもの。金銭的な事情や家庭の事情で決して足を運んだ公演数やイベントは多い方ではなかった。すごく、後悔している。なんであの頃もっといっていなかったんだろう。これがデビュー作という子も多く、まだ成長途中の彼らの演技は初演と凱旋公演でこれでもかというくらいに違う。その変化を生で感じた時の感動はすごかった。鳥肌がたった。

 公演が終わる。役者たちのブログを巡回し、友達と公演や役者について話し、余韻に浸って終わりを嘆いてるうちにDVDが出る。公演中はDVDに確実に入らない自分の好きな子ばかり見ていたため、改めて舞台全体を見て、完成度の高さに感動して、バクステで楽しそうにする彼らにまた新たな愛しさを見つけ出して、心が躍って、次のチケット発売がくる。そのサイクルを何回か繰り返した。でも実際に現場にいけるようになった時期が遅かったので、終わりはすぐに来てしまった。ストーリーは漫画のテニスの王子様になぞられている。つまり、最終回までやってしまったらそこで終わってしまうのだ。その頃の喪失感は半端じゃなくて、足繁く現場に通えなかったことをひたすら後悔したし、非力さを呪った。またしばらく時間が経って、2ndシーズンの開催が決まったが手が出せなかった。あの悔しさともどかしさと喪失感を感じるのが嫌だったから。あの頃、とても苦しかった。悔しかった。辛かった。それでも、すごく、楽しかった。ファンサをもらった時の感動はいまでも忘れられないし、テニミュを通じてたくさんの友達ができて、いまも仲良くさせてもらっている。きらきらと輝く彼らに置いて行かれないようにしがみついて、できる精一杯で後を追って、あの頃わたしは最高に生きていた。でも、つらかった。だから離れることを選んだ。だから、ジャニーズはハマりたくなかった。生きている人間にはまってしまうと置いて行かれてしまうから。すべてを追うことなんてできないから。限界があってそれが見えてしまうから。

 

 でも、関ジャニ∞に出会ってしまった。

現場で輝く彼らを見てしまったら、どれだけつらいのだろうか。いまのわたしにとって関ジャニ∞とは存在するかどうかも定かじゃない。現実味がない。雑誌を買って、CDを買って、テレビで楽しそうにする彼らを見ているけれど、それが本当にこの世界で起こっていることなのか定かじゃないのだ。コンサートで輝く彼らはそれはそれは美しいだろう。素敵だろう、かっこいいだろう。そこへ行けないとわかってしまったときどれほどつらいのだろう。だから生きている人間にはハマりたくなかったんだ。そう気づいたところで後の祭りである。こんなにも村上信五が、関ジャニ∞が大好きだ。

 

 しめっぽいことを悲劇的につらつら書き上げてしまったけれど、なにがそんなにこわかったのかわかったら気持ちが軽くなって覚悟が決まった気がする。今夜こそビールとつまみ片手に関ジャニのDVDを見よう。若くてきらきらしている成長前の彼らに会いに行こう。その時に居合わせられなかったことを死ぬほど後悔して苦しく思うだろうけど、それでももう後戻りはできないから。

 

 

 すっごい余談だけど、若手俳優絡みで特撮もたしなんでいたので今回菅田将暉くんと桐山漣くんが作品こそ違えど同じ加藤シゲアキ先生の作品に出ているのをすごく喜ばしく思う。偶然にしてはできすぎてると思う。Wみを感じてとってもとっても幸せな気持ちになった。この世界の不思議な巡り合わせにありがとう〜〜!!!うれしい〜〜〜〜!!神様ありがとう〜〜〜!!

にわかのゆらぎ

 投稿数は少ないながらも、こんなブログを開設して記事を書くくらいには関ジャニ∞にはまっている身だが、お恥ずかしながら実はまだライブをDVDですら見たことがない。だからこそ自分のことをエイターというのは憚られる(だったら担当を名乗るな、と言われれば確かにそうだ)し、あくまでエイトのにわかファンを名乗っている。レギュラー番組は可能な限りチェックして、もちろん関ジャム、Mステなどの音楽番組だって見て、彼らがパフォーマンスをしているところを見たことがないわけじゃない。MVだって見てる。それでも、一本通してライブを見るのがこわいのだ。彼らはアイドルであって、やっぱり真の姿はコンサートで歌い踊る姿だろう。だからこそ、こわい。

 好きになる経緯に正しいもどうもないだろうけど、バラエティ落ちという立場に若干の申し訳なさがある。もちろんそれだって彼らの一面で、彼らのつくる音楽が大好きで、だからここに留まっているのだけれど、バラエティでの関ジャニというのはそこで求められる関ジャニ∞という立ち位置があって、その通りの役をこなすことが多くて、本来の関ジャニ∞が発揮されるのはコンサートであろう。そしてそれを見たときに彼らのことをもっと好きになってしまったり、自分の気持ちが動いたらと思うととてもこわいのだ。自分の中の関ジャニ感が変わるのか、変わらないのか、いまこんな中途半端な状況でも、こんなに彼らを好きなのに本来の彼らの姿を、もっと魅力的なところを知ってしまったらどうなってしまうのか。不変が大好きなわたしのなにかが変わってしまうんじゃないかとおそろしいのだ。わたしがコンサートに重きを置いているだけであって、本当はそんなに大したことじゃないのかもしれない。バラエティで見るような彼らがそこにはいて、笑って楽しそうに音楽をしてるのを見て、心底安心するかもしれない。びっくり箱を開ける前のような、どきどきした気持ちでいっぱいなのだ。

 

 先日、たまたま見かけたのでSprits!!と Excite!!のDVDを買った。関ジャニの原点となるコンサート。本当はコンサートを見るなら最新のものか十祭から始めようと決めていたが、それを決めていた頃より関ジャニへ対する気持ちが深くなってしまったのでジャブとしてここから始めることにした。 ここならまだ原点だからと、何年も前のことだからと心構えができる。もし、これをみて勇気が出たらカートに入れた、リサイタルと十祭のDVDを買ってみようと思う。